肺炎と予防
どんな病気?
肺炎は全死亡原因の第3位で増加傾向にあります。特に高齢者の誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)には注意が必要です。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)になりやすい人とは?
・寝たきり状態の方
・口の中の異常(かみ合わせや乾燥)がある方
・胃の病気(食道ヘルニア、胃を切除)の方
・睡眠薬を使用している方
・経管栄養を使用している方
・認知症など神経疾患の方
少しのきっかけで重篤な状態に陥ることもありますのでこまめな予防が必要です。
どう予防すればいいの?
・歯みがき、舌ブラシなどの口腔ケア ※入れ歯の掃除も忘れずに
・寝るときの体位は上半身を少し上げておきましょう
・栄養状態を改善します
・発声練習をしたり、摂食・嚥下リハビリを行うなどします
・肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種をします
肺炎球菌ワクチンって?効果はあるの?
肺炎球菌性肺炎の発症予防と死亡率減少に有効です。
肺炎球菌性肺炎を63.8%低下させ、すべての肺炎の発症を44%低下させたデータがあります。
さらにインフルエンザワクチンとの併用で肺炎による入院回数を減らせます。
呼吸器の病気